「あたりまえだよ!キィーンで音だけで寒気がするし、麻酔の注射だってイタイ!それでもって、痛いところガリガリ削られるし!ああ、考えただけで怖い!」
「そりゃそうですよね・・・ 私もそう思います。かくゆう私だって
できれば歯医者なんてかかりたくありません」
「でもちょっと待ってください!それってあなた、目いっぱいガマンした
あげく限界をむかえ、歯が痛くなってから歯医者にいくからです。
スゴク痛いときって、麻酔が効きにくくなります。
ズキズキするほどの
虫歯の治療には、どうしても削る必要が出てきます。」
「ほら、やっぱり!」
「いやいや、早まらないでください。先ほど言いました。それって相当痛くなって歯医者に駆け込むから、怖い所に来たと思われるのです。」
もしあなたが痛くなってからお見えになるのではなく、 そもそも「痛くならないように検診、予防で歯医者に来てもらったら・・・」
もちろん痛い思い、怖い思いなんか全くすることはありません。
いやむしろ、歯のお掃除はツルツル、サッパリ!とても気持ちいい思いをするはずです。
これが「予防歯科」です。
さて虫歯予防、歯周病予防 のためには何が必要でしょう?
「歯みがき?」
そう歯みがきです。でもオウチの歯みがきだけで予防できるでしょうか?
お口の中をごらん下さい。
毎日ちゃんと歯みがきしていたのに、治療した銀歯や差し歯でいっぱいでしょ。(そう、歯医者である私の口の中も・・・)
なぜ虫歯になっちゃったの? あなたのせいではありません。
そう、悪いのは頑固な虫歯菌、歯周病菌です。
プロのメンテナンスなしでは2次カリエス(治療した歯が再び虫歯になること)は防げません。
あなたの歯みがきだけではバイオフィルム(歯周病菌が成熟して除去しにくい歯垢となったもの、歯の知識のページもごらんください)は絶対に落とせないのです。
「そんなの知っているよ。歯石とりのことでしょ? あれ、なんかイタソーでヤダ!」
「ちがいます! もちろん何年も歯医者にかかってなくて、歯石がたくさんついていればまず歯石を除去します。
そのあとの話です。
くどいようですが、予防のためにいく歯医者ではイタイ思いなんかさせられることはありません。
プロでしかお掃除できない歯と歯の間、歯の表裏、かむ面、歯周ポケット内などを、やわらかいゴム製のチップを特殊な動きをする器具に付け、フッ素入りペーストを使いながらピカピカに仕上げます。」
これがプロが行う歯磨きです。
詰め物、かぶせ物のメンテナンスにも、とてもいいです。
「じゃあどのくらいおきにやればいいの?」
「そう。6ヶ月に1度くらいのペースで、おみえになれば・・・ 何の痛みもなく歯はツルツルです。」
<症例 1> 頑固なヤニも20分程でピカピカになります!
<症例 2> 歯石は自分の歯ブラシだけでは取れません!
どちらも継続することが大切です。
はじめに言いました。
歯医者は、「痛くなってからはじめて行くところ」ではないのです。
あなたが自分自身を大切に思うなら・・・ 「痛くならないように行くべきところ」なのです。
どんな名医がどんなに優れた技術、材料を使ったとしても、天然の歯にはとうていかないません。
やっぱり予防こそ最良の治療です。
いつでも、私たちに会いにきてください。
将来にわたっての「お口の健康」を、ぜひ私たちと一緒にキープしていきましょう!